「愛をください・・金のためならなんでもするズラ。」
あらすじ・漫画原作情報・主題歌について
またやはり衝撃的だった番組の感想など
お伝えします。
ネタバレ注意!
ストーリー、内容を知りたくない方は見ないように!

今回、日本放送でドラマ化された銭ゲバの
基本的情報から
日本テレビ 銭ゲバオフィシャルサイト
出演
松山 ケンイチ(蒲郡 風太郎) 銭ゲバの主人公
斎藤 隆成 風太郎の少年時代 役
椎名 桔平 (蒲郡 健蔵) 風太郎の父親 役
奥貫 薫 (蒲郡 桃子) 風太郎の母親 役
ミムラ (三國 緑) 三國造船社長の長女 役
木南 晴夏 (三國 茜) 三國造船社長の次女 役
山本 圭 (三國 譲次) 三國造船社長 役
宮川 大輔 (荻野 聡) 風太郎を追う刑事 役
近藤 公園 (荻野 宏) 荻野聡の弟 役
光石 研 (野々村 保彦) 伊豆家店主 役
りょう (野々村 祥子) 伊豆家店主女房 役
石橋 杏奈 (野々村 由香) 伊豆家夫婦の姪 役
菅田 純 (鈴木 裕樹) 荻野刑事の相棒 役
たくま せいこ(野々村 晴香) 伊豆家店主の妹 役
志保 (桑田 春子) 三國家家政婦 役
田口 トモロヲ(寺田) 派遣社員 役
放送時間 2009年 1月17日〜
毎週土曜日 午後9時〜
主題歌 かりゆし58 「さよなら」
銭ゲバ主演の松山シンイチさんのインタビューが
ユーチューブ(youtube)の動画にありましたのでどうぞ!
そもそも銭ゲバとは?
銭ゲバの意味は、「拝金主義、お金に汚い人」という意味で
ドラマのキャッチコピーでもあるまさに
「お金のためならなんでもするズラ。」という人ですね。
この銭ゲバの原作は、漫画家ジョージ秋山氏が
1970年に少年サンデーにて連載開始した
マンガで、衝撃的内容のため地域によっては有害図書
とされた経緯のある漫画です。
ちなみにジョージ秋山作「アシュラ」もすごいです。
このような原作のため
ドラマのスポンサーでも
いろいろとあっているようです・・・。
ジョージ秋山氏はビックコミックオリジナルで
1973年より現在まで連載中の「浮浪雲(はぐれぐも)」
の作者でもあり、この銭ゲバやアシュラと浮浪雲は
正反対にあるようなマンガです。
余談ですが「〜ズラ」という言い方は、静岡の方言らしいです。
そろそろドラマのあらすじについてですが
ネタバレに注意して下さい。
また、分かりやすいように
ドラマでは、少年時代と、現在を交互に描きますが
少年時代→現在と時間経過であらすじを書きます。
蒲郡風太郎(少年時代・斎藤隆成)は、
ロクデナシの父、蒲郡健太郎(椎名桔平)と、
病を持ち体の弱い母、蒲郡桃子(奥貫薫)の両親を持つ
給食代も払えないとても貧乏な家庭に育ち
学校のクラスメートからもいじめられる。
新聞配達をしている荻野宏(近藤公園)の元で
新聞配達をはじめる風太郎。
(後の風太郎を追う荻野刑事の弟)
しかし、学校でイジメられても、
やさしい母と荻野に見守られる温かい生活。
母の手料理のベラ(漁師町では捨てるような魚)の煮付け
が大好物の風太郎。
「大事なのはお金じゃない!
大事なのは人の心
一生懸命頑張れば神様は見ててくれる」
しかし、蒲郡健太郎(父)が
久しぶりに家に帰り
風太郎が貯めたお金までも
持って行こうとし、風太郎は
バットで殴りかかるが・・・
投げられ顔の左目に傷を追う。
風太郎が道を歩いている時
三國緑(後のミムラ)の乗る車に水をかけられ
おわびにと、別荘に呼ばれる。
おいしいマカロンを出され
母に持って帰ろうとした風太郎は
緑の居ない隙に、ランドセルに
詰め込むところを見られ
ドロボー扱いされ、母が謝りに。
また緑からも軽蔑される。
「貧しいってくやしいね
何が違うんだろうね、
同じ人間なのにね・・・」
ビンボーな母は、
給食費も払えず、病院に行くお金、薬代もなく
ついに亡くなる。
「お母さんはお金が無いから死んだの?
何で死んだんだよ!なんでだよ!
お金があればお母さんは死ななかった。
お金のせいだ!」
施設に預けられ逃げ出す風太郎
道端で寝ている酔っ払いの財布を盗み
それを荻野宏に見られ逃げる風太郎。
追いかける荻野ともみ合う
「結局お金なんだよ」
「しかし、人の物は盗んじゃいけない」
遂に・・・荻野をバットで殺める風太郎。
「お母さんはお金が無くて死んだんだ
ぼくお金持ちになるんだ!
金のためなら何でもするズラ!」
(ここから現在です。)
(ドラマはここの場面からスタートしました。)
現在の世相を反映している
常に派遣切りの恐怖にさらされる
派遣会社で働いている風太郎。
「人間として雇っているわけではない!
お前達の代わりなんていくらでもいるんだよ!」
派遣会社でクビになった寺田(田口トモロヲ)は
お金に困り、派遣社員の中でも無口で浮いている
風太郎が金を持っているという噂を聞き
風太郎の後を付け、泥棒に入る。
ウワサ通り、床下のお金をみつけ逃げようとするが
風太郎にみつかり・・・・殺される。
「金のためなら人間何でもするよな、
一番大切なものは・・・銭ズラ!」
その後・・風太郎も派遣会社をクビとなる。
その帰り道で、無理矢理に野々村保彦(光石健)に
連れて行かれた定食屋「伊豆家」で
ベラの煮付け定食を見つけ食べる風太郎。
母親(おふくろ)の味を思い出す・・。
次の派遣先に三國造船が決まる。
三國造船で、三國造船社長 三國譲次(山本 圭)と
三國緑(ミムラ)を見つける・・。
(緑との再開)
餌付けしていた目に傷を負った猫が
猫達にいじめられ死ぬ。
「弱いやつは死ぬ
おれは死なない、絶対
金のためならなんでもするズラ。」
その頃、荻野聡刑事(宮川大輔)は
(殺された弟の荻野宏の犯人として風太郎を追いかける。)
また、殺された派遣社員の寺田の犯人を追い
同じ派遣会社で働いていた風太郎の名前を名簿から探し出す。
三國家の家を見に来た風太郎。
三國緑には三國茜(木南 晴夏)という
きれいな姉と違い、目の周りに痣(あざ)があり
人前に出るのが大嫌いな妹がいる。
緑はその妹を無理矢理連れだして
車で出かけると・・・
三國家を見に来ていた風太郎が
緑の運転する車の前方に飛び出す・・。
病院のベットの上で目を覚ます風太郎。
緑 「出来るだけのことは・・・」
風太郎「悪いのぼくですから、
ひょっとして緑さんですか?」
第2話に続く・・・・・。
第一話のあらすじでした!

この第1話の視聴率は12.0%だったそうです!
前評判、原作の知名度からすればかなり良かったのでは
ないでしょうか。
第1話でゼニゲバの面白さを知った人の口コミが広がり
今後視聴率が伸びていくことを期待しています!
ここからは第1話の感想、レビューです。
銭ゲバと聞いて、ジョージ秋山のあの問題作ね・・
と知っている人はどれくらいいるんでしょうか?
一見問題作なのかもしれないですが
こんなに逆説的に
幸せとは何か?
を問う異色の作品は、現代だからこそ
受け入れられるのではないでしょうか?
派遣切りが問題となっている現在にあって
経済成長が続き、便利に、楽に、幸せになったはずの日本。
しかし、実際は・・・。
お金があれば幸せなのか?
お金が全てなのか?
今の、転換期にある日本でこそ
考えるべき課題ではないでしょうか?
また主演が松山ケンイチさんであり
ドラマ「斎藤さん」の中で真野役で気になっていた
ミムラさんが出るなんともうれしいキャストです。
きっとお二人とも、原作を知っていて
自ら選んででたのでは?と勝手に想像しました。
早くも第1話の再放送もあるほどですから、
銭ゲバの第2話以降の展開に期待です!
ドラマ銭ゲバ第二話あらすじ